Java Eclipseのローカル・ヒストリーでソースコードの比較や復元をする。

前回はコーディング規則に従い、ソースコードをフォーマットしましたが、Javaエディタではどこがどう変わったのかまでは確認できませんでした。

そこで今回はEclipseのローカル・ヒストリーを使って、現在と以前のソースコードを比較してみましょう。

またローカル・ヒストリーは、ソースコードの「復元」ということからも重要です。プログラミングをしていて、以前のコードからだいぶ変更した後に、修正前が正しいことに気づき「しまった!」と思うことがよくあります。

ソースコードのバックアップをマメに取っていればいいのですが、なかなか元の状態に戻せないこともあります。プログラムに集中していると、ついついバックアップがおろそかになるんですよね。

そんな時にローカル・ヒストリーを使うと「○月○日 ○時○分○秒」という細かい精度で元に戻すことができます。しかも記憶しておく日数まで設定できます。プログラマーにとってはとても助かる機能です。これで心配することなくおもいっきりプログラミングできますね。


【1】Eclipse を起動します。


【2】パッケージ・エクスプローラーで、PrefFrame.java をダブルクリックして、Javaエディタで開きます。

java-962.gif

*sample301プロジェクトの PrefFrame.java です。


【3】パッケージ・エクスプローラーで、PrefFrame.java を右クリックしてコンテキストメニューを表示させたら、 置換 → ローカル・ヒストリー を選択します。

java-975.gif

*「比較」はただ比べたいだけの時に使います。


【4】「ローカル・ヒストリー からの置換」画面が表示されました。

java-981.gif


【5】前回、フォーマットする以前の時間を選択します。

java-977.gif

*リストされる数は異なります。


【6】現在と以前のファイルの差が表示されます。変更のあった箇所は色が付いています。

java-978.gif


【7】もし以前の状態に戻したいときは「置換」、そのままでよい時は「キャンセル」をクリックします。

java-979.gif

今回は「キャンセル」ボタンを押してください。


【8】ローカル・ヒストリー は設定ダイアログボックスで、保持する日数などが指定できます。

java-980.gif

メニュー → ウィンドウ → 設定
一般 → ワークスペース → ローカル・ヒストリー


【ワンポイント】
ローカル・ヒストリーは以下の用途に使います。
・過去のソースコードと比較
・過去のソースコードに復元


グループでプログラミングする場合は、ソースコード管理システムの CVS や Subversion などを使います。


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