Java Eclipseでメニューとボタンのイベント処理。

前回はEclipseでのイベント処理について、基本的な設定方法と仕組みを解説しました。今回はJavaアプリケーションのメニューとボタンにもイベント処理を加えます。

イベントの種類が違うだけで、手順はほとんど同じです。復習も兼ねて設定してみてください。


Eclipse の起動直後や作業中に、ダイアログボックスが表示される場合があります。その時はあわてずに閉じてください。
java-910.gif

またダイアログボックスを閉じないと VisualEditor が上手く表示できないことがあります。一度ソースコードを閉じてから再度開くと表示されるようになります。


【1】Eclipse を起動します。


【2】パッケージ・エクスプローラーで PrefFrame.java をダブルクリックして、Javaエディタを表示します。


【3】Java Beans で jButton-"追加" を右クリックします。

java-925.gif


【4】メニューから Events → actionPerformed を選択します。

java-926.gif


【5】getJButton()メソッドにイベント処理に関するコードが追加されました。

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【6】無名内部クラスの actionPerformed() メソッドの中に以下のコードを入力します。

prefInsert();
java-928.gif


【7】Java Beans の jButton-"追加" の下に actionPerformed が作成されました。

java-929.gif


【8】追加と同様に、更新、削除、終了のボタンについてもイベント処理を設定してください。

jButton1 prefUpdate();
jButton2 prefDelete();
jButton3 showExitDialog();

java-930.gif


メニューのイベント処理もボタンと同じ手順でできます。


【9】Java Beans で jMenuItem-"終了(X)" を右クリックします。

java-931.gif


【10】メニューから Events → actionPerformed を選択します。

java-932.gif


【11】getJMenuItem()メソッドにイベント処理に関するコードが追加されました。

java-933.gif


【12】無名内部クラスの actionPerformed() メソッドの中に以下のコードを入力します。

showExitDialog();
java-934.gif


【13】Java Beans の jMenuItem-"終了(X)" の下に actionPerformed が作成されました。

java-935.gif


【14】終了と同様に、追加、更新、削除、検索、全件表示のメニューについてもイベント処理を設定してください。

jMenuItem1 prefInsert();
jMenuItem2 prefUpdate();
jMenuItem3 prefDelete();
jMenuItem4 prefSearch();
jMenuItem5 prefAll();

java-936.gif


【15】ここまでの設定を保存します。


早速動作確認をしたいところですが、少し修正があります。JListにはスクロールバーが無いため、このままでは都道府県が全件表示できません。

java-941.gif

そこで JScrollPane を設置して、その上に JList を移動します。Eclipse を使えば修正も簡単ですので、その後に動作確認します。

修正方法については次回説明します。


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