メニューバーにメニューを追加して、メニューにメニューアイテムを追加する手順になります。配置する階層が深くなりますが、視覚的にデザインできるので簡単です。
またメニューバーは他のコンポーネントと違い、ウィンドウに直接セットされることがポイントです。
【1】Eclipse を起動します。
【2】パッケージ・エクスプローラーで PrefFrame.java をダブルクリックして、Javaエディタと VisualEditor を表示します。
【3】Palette(パレット)で Swing Menus → JMenuBar を選択します。
【4】選択状態のまま Java Beans の this-"都道府県マスター" をクリックします。
【5】メニューバーの名前はデフォルトのままで「OK」ボタンをクリックします。
【6】Java Beans にメニューバーが配置されました。ウィンドウにも表示されています。
メニューバーが細いですが今の段階では気にしないでください。
【7】Palette(パレット)で Swing Menus → JMenu を選択します。
【8】選択状態のまま Java Beans の jJMenuBar をクリックします。
【9】メニューの名前はデフォルトのままで「OK」ボタンをクリックします。
【10】Java Beans にメニューが配置されました。ウィンドウにも表示されています。
メニューが小さいですが今の段階では気にしないでください。
【11】Java Beans で jMenu をクリックします。
【12】jMenu のプロパティビューが表示されたら、text に ファイル(F) と入力します。
*(F)は半角で入力します。ショートカットキーを設定するためです。
【13】mnemonic をクリックして設定ダイアログボックスを表示させます。
【14】F を選択し、「OK」ボタンをクリックします。
*リストはアルファベット順で並んでいます。
【15】ここまでの設定が Java Beans、VisualEditor、Javaエディタに反映されています。
【16】ファイル と同様の手順で、編集、検索のメニューを作成します。
・編集(E)
・検索(S)
【17】Palette(パレット)で Swing Menus → JMenuItem を選択します。
【18】選択状態のまま Java Beans の jMenu-"ファイル(F)" をクリックします。
【19】メニューアイテムの名前はデフォルトのままで「OK」ボタンをクリックします。
【20】Java Beans にメニューアイテムが配置されました。ウィンドウでは確認できません。
【21】Java Beans で jMenuItem をクリックします。
【22】jMenuItem のプロパティビューが表示されたら、text に 終了(X) と入力します。
*(X)は半角で入力します。ショートカットキーを設定するためです。
【23】mnemonic をクリックして設定ダイアログボックスを表示させます。
【24】X を選択し、「OK」ボタンをクリックします。
【25】ここまでの設定が Java Beans に反映されています。
【26】終了 と同様の手順で、追加、更新、削除、検索、全件表示のメニューアイテムを作成します。
・追加(I)
・更新(U)
・削除(D)
・検索(R)
・全件表示(A)
次にファイルメニューにセパレーターを入れてみましょう。
【27】Java Beans で jMenu-"ファイル(F)" をクリックします。
*アウトラインビューで getJMenu() をクリックしても同じ。
【28】getJMenu()メソッドに以下の文を加えます。
jMenu.addSeparator();
【29】保存してアプリケーションを実行してみましょう。ショートカットキーの動作も確認してください。
例 「Altキー」を押しながら「Fキー」
動作を確認したらアプリケーションを閉じます。
【ワンポイント】
Java Beans をみるとコンポーネントの配置関係が一目でわかります。
・this(フレーム)に jJMenuBar が配置されています。
・jJMenuBar に各メニューが配置されています。
・各メニューにはメニューアイテムが配置されています。
jJMenuBar(メニューバー)と jContentPane(コンテンツペイン)が同じレベルだという点に注目してください。メニューバー以外のコンポーネントはコンテンツペインに配置されることがよくわかります。
以上の点を踏まえてソースコードをみると、jJMenuBar(メニューバー)がセットされる場所が、initialize() メソッドになっている理由がわかりますね。jContentPane(コンテンツペイン)も同じ場所でセットされています。
メニューバーでは各メニューを追加しています。(編集メニューの場合)
メニューでは各メニューアイテムを追加しています。
以上で都道府県マスターのデザインが終了しました。EclipseでVisualEditorを使うと、アプリケーションの画面作成が簡単にできることが実感できたのではないでしょうか。プログラムを実行しなくても画面イメージがわかることも便利ですよね。
次回からはプログラミングに入ります。