コンテンツペインは BorderLayout になっています。コンテンツペインの South にボタンを4つ配置したいのですが、このままでは1つしか置くことができません。
そこで South にはパネルを1つ配置し、パネルに対してボタンを複数配置することにします。パネルのレイアウトマネージャを GridLayout にして、1行4列にすることでボタンを4つ配置できます。
パネルを上手く利用すると、複数のレイアウトを組み合わせて使える点がポイントです。
【1】Eclipse を起動します。
【2】パッケージ・エクスプローラーで PrefFrame.java をダブルクリックして、Javaエディタと VisualEditor を表示します。
【3】Palette(パレット)で Swing Containers → JPanel を選択します。
【4】選択状態のままマウスをウィンドウに近づけると、ガイドが表示されますので、 South の部分をクリックします。
【5】パネルの名前はデフォルトのままで「OK」ボタンをクリックします。
【6】Java Beans で jPanel をクリックします。
【7】jPanel のプロパティビューが表示されたら、layout で GridLayout を選択します。
【8】Java Beans で jPanel をマウスで右クリックし、Customize Layout を選択します。
【9】Number of columns に 4 を設定します。(列数)
【10】ここまでの設定が、Javaエディタにも自動的に反映されています。
【11】getJContentPane() メソッドにパネルを追加する文が書かれています。
【12】Palette(パレット)で Swing Components → JButton を選択します。
【13】選択状態のまま Java Beans の jPanel をクリックします。
*このような場合は VisualEditor より Java Beans のほうが配置しやすいです。
【14】ボタンの名前はデフォルトのままで「OK」ボタンをクリックします。
【15】Java Beans にボタンが配置されました。ウィンドウにも表示されています。
ボタンが横長ですが今の段階では気にしないでください。
【16】Java Beans で jButton をクリックします。
【17】jButton のプロパティビューが表示されたら、text に 追加 と入力します。
【18】ボタンの表示が変わりました。
【19】追加のボタンと同様の手順で、更新、削除、終了ボタンを作成します。
【20】終了ボタンだけ文字の色を変えます。 jButton3 のプロパティビューを表示し、foreground をクリックして設定ダイアログボックスを表示させます。
【21】RGB タブで 255 0 0 と設定し、「OK」ボタンをクリックします。
【22】ここまでの設定が VisualEditor に反映されています。
【23】getJPanel() メソッドにはボタンを追加する文が書かれています。
【24】保存してアプリケーションを実行してみます。確認したらアプリケーションを閉じます。
【ワンポイント】
Java Beans をみるとコンポーネントの配置関係が一目でわかります。
・this(フレーム)に jContentPane(コンテンツペイン)が配置されています。
・jContentPane に jLabel、jList、jPanel が配置されています。
・jPanel にjButton、jButton1、jButton2、jButton3 が配置されています。
以上の点を踏まえてソースコードをみると、
getJContentPane()メソッドには、jLabel、jList、jPanelに関する文があります。
getJPanel()メソッドには、jButton、jButton1、jButton2、jButton3に関する文があります。
これらの関係をよく把握してください。