・プロジェクトの作り方
・クラスの作り方
・入力支援機能を活用する
・自動でコンパイルされること
・プログラムの実行方法
・プロジェクトごとのプロパティ
・ソースファイルとクラスファイルの保存場所
それでは実際に試してみましょう。
【1】Eclipse を起動します。この画面をワークベンチといい作業台という意味です。ワークベンチ上でプログラムの開発を行うことになります。
【2】メニューから ファイル → 新規 → プロジェクト を選択します。
【3】「Javaプロジェクト」を選択して、「次へ」ボタンをクリックします。
【4】プロジェクト名に sample300 と入力し、別のソース・・・ となっていることを確認したら、「次へ」ボタンをクリックします。
【5】デフォルト出力フォルダを確認したら、「終了」ボタンをクリックします。
【6】パッケージ・エクスプローラに、今作成したプロジェクトが表示されました。
このプロジェクトの中にクラスを作ります。
【7】sample300 プロジェクトを右クリック → 新規 → クラス を選択します。
【8】名前に Hello と入力し、mainメソッドにチェックして、「終了」ボタンをクリックします。
*名前がクラス名になります。
【9】クラスが作成され、エディタが表示されています。クラスの骨組みや、mainメソッドが既に書かれていることに注目してください。入力の手間が省けますね。
【10】sys とだけ入力します。
【11】「Ctrlキー」を押しながら「スペースキー」を押すと、次に入力される候補が表示されます。
*コンテンツ・アシスト(コード・アシスト)機能といいます。
【12】out を選択し、「Enterキー」を押します。マウスでダブルクリックしても同じです。
【13】. (ドット)を入力すると候補が表示され、続けて p と入力すると、候補が絞り込まれますので、print(String s)を選択します。
【14】引数の s が反転しています。
【15】そのまま "こんにちは" と入力し、文の最後に ; を付けます。
【16】ここまでの作業を「保存」しましょう。保存すると自動的にコンパイルされます。
【17】メニューから 実行 → 実行 → Javaアプリケーション を選択します。
【18】画面下のコンソールにプログラムを実行した結果が表示されました。コンソールはコマンドプロンプトのような役割です。
【19】エディタを閉じます。
【20】画面が最初の状態になりました。再度エディタを開くには、パッケージ・エクスプローラでソースコードをダブルクリックします。
【21】プロジェクトを右クリックし、プロパティを選択します。
【22】プロジェクトのプロパティが表示されました。この画面でプロジェクトごとの設定ができます。
【23】Eclipse は終了してください。
【24】C:\eclipse にある workspace フォルダを開きます。
【25】workspace フォルダの中にはプロジェクトがフォルダごとに保存されます。プロジェクトのフォルダを開いてみましょう。
【26】プロジェクトの中には、bin フォルダと src フォルダがあります。
【27】bin フォルダと src フォルダをそれぞれ開いてみましょう。
・bin コンパイル済みのクラスファイル
・src ソースファイル
保存したときに自動的にコンパイルされ、bin フォルダの中にクラスファイルができます。
【ワンポイント】
Eclipse には、クイック・フィックスというエラー修正機能があります。
メソッドをわざと間違うと、警告アイコンが表示されるのでクリックする。
修正候補が表示されるので選択する。
プログラムが修正された
初めて体験した Eclipse はどうでしたか?
入力支援機能により、タイプする数が減ってプログラミングが楽になった反面、Eclipse 自体の操作に戸惑ったのではないでしょうか。
でも安心してください。何度もクラスを作るうちに自然に操作は覚えられます。少し操作を覚えるだけで Eclipse を使うメリットが得られます。