Ⅰ.環境変数にJAVA_HOMEを設定する
環境変数の JAVA_HOME は Eclipse の動作には必要ありませんが、プラグインによっては JAVA_HOME が必要なこともあるようなので、ここで設定しておきます。
【1】コントロールパネルから「システム」をダブルクリックします。

【2】「詳細設定」タブを選択し、「環境変数」をクリックします。

【3】システム環境変数にまだ JAVA_HOME が無い場合は、「新規」ボタンをクリックします。

【4】新しいシステム変数の画面が表示されました。変数名と変数値を以下のように設定し、「OK」をクリックします。
変数名 JAVA_HOME
変数値 C:\jdk

*「\」はWindowsではエンマークのことです。
*変数値には JDK のインストール先を入力します。この講座の手順で進めていればCドライブの直下にjdkをインストールしました。インストール先が違う場合はそのパスを入力します。
【5】JAVA_HOME が設定されていることを確認し、「OK」をクリックします。

【6】「OK」をクリックします。

【7】コントロールパネルを閉じ、Windowsを再起動してください。
これで JAVA_HOME の設定は完了です。
Ⅱ.JDKのバージョンを変更する。
インストールした Java のバージョンに合わせて、Eclipse で文法チェックができるように、JDKのバージョンを変更します。バージョンによっては使えない書き方や新しいクラスがあるからです。
【1】Eclipse を起動します。

【2】メニューから ウィンドウ → 設定 を選択します。

【3】設定ダイアログボックスが表示されました。

【4】Java → コンパイラー を選択します。

【5】コンパイラー準拠レベルを「6.0」にします。

【6】「適用」ボタンをクリックします。

Ⅲ.JREを変更する。
Eclipse の標準設定ではJDKを利用しないようになっています。Eclipse独自のコンパイラが内蔵されているので不要なのです。しかしこのままでは使えない機能もあるので、JDKの中にあるJREを使うように変更します。
【1】設定ダイアログボックスから Java → インストール済みのJRE を選択します。

【2】「検索」ボタンをクリックします。

【3】検索するディレクトリにJDKをインストールした場所を選択し、「OK」ボタンをクリックします。この講座の手順通りならCドライブの直下です。

【4】見つかった C:\jdk\jre のほうをチェックして、「OK」ボタンをクリックします。

【5】メッセージが表示されたら、「OK」ボタンをクリックします。

Ⅳ.ビルド・パスを設定する。
ソースファイルとコンパイルしたクラスファイルが別々のフォルダに配置されるように、ビルド・パスを設定します。(管理しやすいように)
【1】もう一度設定ダイアログボックスを開き、 Java → ビルド・パス を選択します。

【2】ソースおよび出力フォルダーで、「フォルダ」をチェックし、設定はそのままでいいので、「OK」ボタンをクリックします。

これで Eclipse の設定が完了しました。
【ワンポイント】
今回おこなった設定は Eclipse 全体に対するもので、新しいプロジェクトを作成したときの初期値となります。
プロジェクトごとに設定することも可能で、その場合はプロジェクトのプロパティから行います。コンパイラー準拠レベルをプロジェクトごとに変えたい時などに使います。