Java 環境変数のPathを設定した効果。

コマンドプロンプトでプログラムを実行する場合、プログラム名を入力しますが、プログラムがカレントディレクトリ(現在作業しているディレクトリ)に無い場合は、絶対パスで入力する必要があります。

ただしあらかじめ、プログラムがあるディレクトリを環境変数のPathに設定することで、どのディレクトリからでもプログラム名のみで実行できるようになります。

すでにPathは設定済みですので、これまでの復習を兼ねて、設定した場合の方法でコンパイルと実行を行ってみましょう。

*「\」はWindowsではエンマークのことです。

【1】デスクトップのショートカットアイコンからコマンドプロンプトを起動します。カレントディレクトリはjavaにしてください。

java-142.gif


【2】javac Hello.java と入力します。キーボードから「Enterキー」を押します。

java-143.gif


【3】コンパイルが成功しました。

java-144.gif


【4】java Hello と入力し、「Enterキー」を押します。

java-145.gif


【5】プログラムが実行されました。

java-146.gif

これまでと同じ方法ですから、ここまではいいですよね。

以下からは環境変数のPathを設定していなかった場合の方法です。


【6】c:\jdk\bin\javac Hello.java と入力し、「Enterキー」を押します。

java-147.gif


【7】同じようにコンパイルが成功しました。

java-148.gif


【8】c:\jdk\bin\java Hello と入力し、「Enterキー」を押します。

java-149.gif


【9】同じようにプログラムが実行されました。

java-150.gif


つまり環境変数のPathを設定することで、プログラムの実行がかなり簡単になっていたのです。

c:\jdk\bin\javac Hello.java

javac Hello.java


c:\jdk\bin\java Hello

java Hello


ちなみに環境変数のPathを設定せずに、しかもカレントディレクトリに無いソースファイルを、コンパイルする場合は以下のように面倒な書き方になります。

c:\jdk\bin\javac c:\java\Hello.java
java-151.gif


環境変数のPathを設定して、ソースファイルがある場所まで移動してからコンパイルしたほうがやさしくなるということです。


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