Java わざとエラーを出してみよう。

Javaのエラーには、コンパイル時にわかるものと、実行してみないとわからないものがあります。今回はコンパイル時に起こるエラーの対処方法を解説します。

プログラミングにエラーはつきものです。エラーが出てもあわてることなく、エラーメッセージをしっかり読むと、解決するための情報が得られます。

それでは作成済みの「Hello.java」を修正して、わざとエラーを出してみましょう。プログラムを修正するときは、以下の点に注意するのでしたね。

・ソースコードを保存してから
・再度コンパイルする


【1】「Hello.java」をテキストエディタで開き、3行目の System を system に変更して保存してください。

java-112.gif

Hello.java 間違い例

class Hello {
  public static void main(String[] args) {
    system.out.println("こんにちは");
  }
}



【2】コマンドプロンプトを起動します。

java-104.gif


【3】javac Hello.java と入力します。

java-113.gif


【4】キーボードから「Enterキー」を押すと、コンパイルが始まりますが、エラーが表示されます。

java-114.gif

・Hello.java:3: エラーのある行が3行目だとわかります。
・system に関係のあるエラーのようです。
・エラーは1箇所だとわかります。

一つのエラーが次のエラーを引き起こすことがあります。一つ修正すると他のエラーが解決することもよくあります。エラーの個数がたくさんあっても一つずつ解決していけば大丈夫です。思っていたより修正箇所は少ないかもしれません。


【5】エラーを確認したら、「Hello.java」は元に戻して保存してください。


初心者にありがちなのは、エラーが表示されると慌ててすぐに閉じてしまうことです。Javaは親切に「このへんにバグがありますよ。」と教えてくれているのです。必ず原因がありますから、Javaの声にしっかり耳を傾けましょう。エラーに慌てなくなったら初心者卒業です。


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