C:\jdk\bin

「java.exe」や「javac.exe」はコマンドプロンプトから実行します。前に環境変数を設定したので、binフォルダにはパス(Path)が通っています。つまりどのフォルダからでもプログラム名だけで実行できます。
しかしソースコードの方は、保存したフォルダにはパスが通っていないので、ファイル名だけで指定できません。ファイル名を絶対パスで指定しなければならないのですが、毎回指定するのは面倒です。
でもソースコードを保存したフォルダ(ディレクトリ)まで移動するとファイル名だけで指定できます。「java.exe」や「javac.exe」はどこからでも実行できますから、コマンドプロンプトを使うときに、javaフォルダまで移動するといいことになります。
そこでコマンドプロンプトのショートカットを作成し、プロパティで作業フォルダにjavaフォルダを指定します。するとコマンドプロンプトを起動したときに、目的のディレクトリに移動した状態からはじめられます。
文章で説明するのは難しいですが、やってみれば簡単にわかります。
【1】スタートメニューから、「すべてのプログラム → アクセサリ → コマンドプロンプトを右クリック → デスクトップ(ショートカットを作成)」の順で選択します。

【2】デスクトップにコマンドプロンプトのショートカットアイコンが作成されました。

【3】コマンドプロンプトのショートカットアイコンを右クリックし、メニューから「プロパティ」を選択します。

【4】「ショートカット」タブを選択し、作業フォルダに以下の図のように入力します。入力したら「OK」ボタンをクリックします。
C:\java

Windowsでは「\」はエンマークです。
【5】コマンドプロンプトのショートカットアイコンの名前を変えてください。あなたが分かりやすい名前でかまいません。

【6】コマンドプロンプトのショートカットアイコンをダブルクリックします。

【7】コマンドプロンプトが起動して、作業フォルダに指定したディレクトリに最初から移動しています。
C:\java

*Windowsのフォルダがコマンドプロンプトではディレクトリになります。
JDKでの開発が面倒なのは、ディレクトリを意識してコマンドプロンプトでファイルの保存場所まで移動しないといけないことです。コマンドプロンプトのショートカットを上手く使うことで、作業が軽減されます。
コマンドプロンプトのショートカットアイコンはいくつでも作れますので、よく使うフォルダ(ディレクトリ)ごとに用意するか、一つのショートカットアイコンの作業フォルダを変更して使いまわしてもよいかと思います。
コマンドプロンプト画面でも移動できます。
..cd 一つ上のディレクトリに移動
cd java 指定した下のディレクトリに移動
私はショートカットアイコンを使ったほうがやりやすいです。フォルダの階層が深くなるほど移動に便利です。