C:\jdk\bin

以下の説明は、今の段階では何となく程度の理解でかまいません。後で実際に動かしてみると簡単にわかります。
(1)コマンドプロンプトを使ってプログラムを実行する時、binフォルダまで移動すると、binフォルダ内のプログラムは、プログラム名だけで実行できます。
C:\jdk\bin>java 省略
C:\jdk\bin>javac 省略
しかしbinフォルダの中には重要なプログラムが入っているので、ユーザーが作ったプログラムをbinフォルダに保存するのは不適切です。
(2)binフォルダ以外のフォルダから、binフォルダ内のプログラムを実行するには、絶対パスで指定する必要があります。例えばCドライブの直下にjavaフォルダを作って、その中からコマンドプロンプトで実行する場合です。
C:\java>C:\jdk\bin\java 省略
C:\java>C:\jdk\bin\javac 省略
でも毎回絶対パスで指定していては面倒です。そこで環境変数のPathを設定します。Pathを設定することは「パスを通す」とも言います。
(3)環境変数のPathを設定すると、binフォルダ以外のフォルダから実行した場合でも、以下のようにプログラム名だけで実行できます。
C:\java>java 省略
C:\java>javac 省略
それでは実際にPathを設定してみましょう。
【1】コントロールパネルから「システム」をダブルクリックします。

【2】「詳細設定」タブを選択し、「環境変数」をクリックします。

【3】システム環境変数の「Path」を選択し、「編集」ボタンをクリックします。

【4】システム変数の編集画面が表示されました。

【5】「変数値」の一番最後に以下の図のように付け加えます。
;C:\jdk\bin

・Cの前は「;」コロンです。
・「\」はWindowsではエンマークです。
・JDKのインストール時に、インストール先を jdk に省略したので、パスを通すときにもシンプルに設定できています。
【6】変数値に付け加えたら、「OK」をクリックします。

【7】「OK」をクリックします。

【8】「OK」をクリックします。

【9】コントロールパネルを閉じ、Windowsを再起動してください。
これでPathの設定は完了です。